戸建ての購入を検討している方のなかには、土地が狭くて十分なスペースを確保できず、困っているケースも少なくありません。
狭い土地でも妥協することのない建築デザインを可能にできる、オーバーハングと呼ばれる方法があります。
今回はオーバーハングとはどのようなものか、メリットもふまえて解説します。
デザイン性の高い戸建てが建築可能!オーバーハングとは
オーバーハングとは、下の階よりも上の階の部分が張り出した設計デザインを指します。
2階以上の部分を突き出して、建物内の空間に余裕を持たせることが可能です。
張り出した部分を「キャンティ」と呼び、突き出した外観によるデザイン性の高さも人気を集めています。
キャンティ部分の居室スペースを広くし、キャンティ下は庭駐車場などとして活用されるのが一般的です。
戸建てのデザインでオーバーハングを取り入れるメリット
オーバーハングのメリットは、以下の4つです。
●土地が狭くても広い家を建てられる
●雨除けスペースを作れる
●車庫スペースを取りやすい
●基礎工事が安く済む
オーバーハングの大きな利点として挙げられるのが、狭い土地を最大限に活用でき、家の広さを十分に確保できることです。
キャンティが設けられると居住空間が広がるので、リビングを広くしたり、趣味の空間を設けたりなど、プラスαの希望を叶えられます。
またはバルコニーにして洗濯物を干すスペースとして使う、テラスにしてお茶を楽しむなど、工夫次第でさまざまな使い方ができるでしょう。
とくに大都市に行けば行くほど土地面積の問題が出てくるケースが多いため、そのような際にオーバーハングが用いられることが多いです。
キャンティ下の1階部分は屋根として使えるので、雨除けまたは日除けとしても活躍します。
外で使用するガーデニングや、DIY関連用品などを置くのにも便利です。
また、太陽が高い夏の昼間は、1階に入る直射日光を防ぎ、太陽が低い冬は昼間のうちに太陽光が1階に入って暖かくなります。
キャンティがあれば、年間を通じて1階の室温を快適に保ってくれるでしょう。
もしくは、キャンティ下を車庫スペースにする方法もあります。
通常の住宅では、建物と独立した場所に車庫スペースが必要ですが、オーバーハングの導入により、上手に空間を活用できます。
さらに1階部分の面積が小さくなると、建築費用のなかで高額な基礎工事にかかる費用を安くできるのもポイントです。
まとめ
オーバーハングとは、1階よりも2階の床面積が広い建築を指します。
土地面積の限られた住宅密集地で理想の住まいを実現できるメリットがあり、デザイン性の高さも魅力です。
建設予定の土地が狭いため、広い戸建てを諦めているとお悩みの方はぜひご検討ください。
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