不動産を購入したいと考えた際、夫婦の共同名義にすることも選択肢の一つです。
しかし共同名義にする場合、どのようなメリットがあるのか、また注意点などを知って、納得したうえで決めたいですよね。
そこで今回は、不動産の購入を検討している方に向けて、共同名義とはどのようなものか、またメリットとデメリットや、知っておくべき注意点について解説します!
不動産の共同名義とは?メリットとデメリットを解説!
共同名義とは、不動産を複数人で所有することで、出資額に応じた割合で登記をおこないます。
たとえば、夫婦で4,000万円の不動産を購入する際、半分の2,000万円ずつ出資したのであれば、2分の1ずつの割合で登記するのです。
不動産を共同名義にした場合、次のようなメリットとデメリットがあります。
メリットとは
●二重に住宅ローン控除を受けられる
●売却する際に3,000万円の特別控除をそれぞれが受けられる
●相続税対策になる
住宅ローン控除や、売却する際の3,000万円の特別控除は、それぞれに適用されます。
また夫婦で共同名義にした不動産の相続が発生した場合は、片方の分だけが課税の対象になるので、単独名義よりも相続税を抑えられますよ。
デメリットとは
●購入時にかかる諸費用が二重にかかる
●自分の意志だけでは売却できない
●相続が発生すると所有者が増える
共同名義で購入する場合、契約に必要な印紙代や手数料などが二重にかかる可能性があります。
また増改築や売却の際には所有者全員の承諾が必要です。
相続が発生し所有者が増えていくと、より複雑になり、なかなか売却できないといった事態になる可能性もありますよ。
不動産を共同名義にする際に知っておくべき注意点とは?
続いて不動産を共同名義にした場合の注意点をいくつかお伝えしますね。
●離婚の際は夫婦で協議したうえで名義変更する
●出資の割合に基づいて登記する
もし離婚することになった場合の財産分与については、夫婦で協議し、双方の合意のもと名義変更の手続きをおこなってください。
財産分与の申請は、離婚届を提出してから2年以内と決められているので注意が必要です。
一人の考えでは名義変更や売却はできませんから、よく考えて共同名義にしてくださいね。
また出資の割合と登記の内容にもお気をつけください。
たとえば夫が全額お金を出して購入したものを、妻との共同名義で登記すると、贈与とみなされ贈与税が発生する恐れがあるので、出資した割合どおりの登記をおこないましょう。
まとめ
不動産の共同名義は、自分だけの意志で増改築したり売却したりできないというデメリットはありますが、共同で購入することで、より大きな家を手に入れることができますし、控除も二重に受けられます。
不動産の購入を検討している方は、今回お伝えした注意点を参考にして、共同名義を検討してみてはいかがでしょうか。
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