これからLGBTssカップルで同棲をはじめる際には、住民票上の「世帯主」をどうすれば良いか迷いますよね。
2人で一緒に暮らす同棲の場合、世帯主は「両者がどちらも世帯主になる」方法と「どちらかが世帯主になってもう一人が同居人になる」の2パターンの方法があります。
どちらの方法を選ぶかは2人の自由ですが、この記事では「両者がどちらも世帯主になる」ほうが良いメリット・デメリットについて解説していきます。
LGBTsカップルの同棲で両者とも世帯主になるメリット
LGBTsカップルで同棲を始めるときには、お引越し後の14日以内に住民票の移動が必要となり、その際に世帯主を決めなくてはなりません。
もし同棲する2人にそれぞれ別の収入があり、各自別の生計を立てている場合にはどちらか片方だけが世帯主になるのではなく、両者とも世帯主になるほうがおすすめです。
LGBTsカップルの2人ともが世帯主になるメリットは、住民票に同棲する相手の名前が記載されないため、職場への住民票の提出や確定申告の際でも、同棲していることがばれる心配がないことが挙げられます。
周りの人にカミングアウトしていない方や、職場に知られたくない場合には、安心して同棲生活を送るために、それぞれが世帯主となるほうがメリットが多いでしょう。
LGBTsの同棲でどちらかが世帯主になった場合のデメリット
LGBTsカップルがこれから同棲を始める際に、どちらか1人が世帯主でもう1人が同居人となった場合には、住民票に2人の名前が記載されます。
LGBTsは周囲に理解してくれる人が多ければ良いのですが、なかには否定的な考えを持っている人もいるため、周囲に知られるデメリットが心配な場合には、どちらか一方だけが世帯主にならないほうが賢明です。
もし、同棲途中で別れて片方が出て行った場合、引っ越し先が同じ市や区だと住民票には相手の名前が残ったままで、訂正線が引かれるだけとなります。
市外・区外に引っ越した際には名前も消されますが、職場が近い・実家が近いなどで別れたあとも近くに住みそうな場合には、後々面倒な問題にしないためにも別々の世帯主にしておいたほうが良いでしょう。
異性のパートナーですと「世帯主と同居人」では事実婚扱いで健康保険の被扶養者として認められる場合がありますが、同性同士では現時点で扶養にも入れませんので、デメリットのほうが多いとも言えます。
まとめ
これからLGBTsで同棲を始める際には、よほどの理由がない限り世帯主を別々に登録するほうがおすすめです。
世帯主を別々にすると住民票にお相手の名前が載らないため、特に職場や周囲の人に同棲していることを知られたくない場合にはこちらを選ぶようにしましょう。
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