カテゴリ:街情報コラム
2020-02-21
少子化への懸念が広がる昨今、各自治体では子育てに関するさまざまなサービスが提供されるようになりました。
今回は、杉並区への引っ越しを検討されている方向けに、杉並区で展開している子育て支援制度についてご紹介します。
杉並区の「子育て応援券」とは、就学前の子どもがいる家庭向けに交付されるチケットで、通常であれば有料となるような産前・産後ケア、家事支援、子育て相談やイベントへの参加、一時保育などのサービスを、無償または一部負担で活用できるようになります。
子育て応援券には無償と有償で交付されるものがあり、交付対象は無償のものが妊婦および0から2歳児までの子どものいる家庭、有償のものが0から5歳児までの子どものいる家庭です。
特に無償の子育て応援券は、妊婦に1万円分、出生時に2万円分、0から2歳児に2万円分(小学生以下の兄姉が2人以上いる多子世帯は2万5千円分)と、妊娠出産から子育てに関する各タイミングで交付されます。
ただし、区の助産師・保健師と面談をおこなう、子ども及びその保護者が区内に3か月以上居住していることなどの交付条件がありますので、事前に詳細を確認しておきましょう。
杉並区では子育て応援券のような日常生活に関することだけでなく、産前産後のケアや医療費の助成制度も充実しています。
たとえば妊娠出産時の支援として、妊婦や出産直後のお母さんが、体調や精神的な悩みを助産師・保健師に相談できる「ゆりかご事業」や、産前産後の体が動かしづらい時期にヘルパーが家庭に訪問し、家事や育児の援助をおこなうサービスがあります。
加えて、不妊治療や妊娠時に特別な治療が必要となった場合や、経済的な問題で出産時に入院ができない方向けの医療助成制度もあります。
子どもに関しても、中学校修了前までは児童手当として医療費が一部免除されるため、病気や怪我の少なくない子どもの通院費の負担を軽減させることができます。
もちろん、産後の母親や子どもの健康診断及び予防接種に関する支援も整っています。
支援に関しての詳細は、ぜひ区役所の「子ども家庭部子育て支援課」へも直接相談することをおすすめします。
【杉並区役所 子ども家庭部子育て支援課】
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111
いかがでしたか。
非常に充実している杉並区の子育て支援制度を、ぜひとも活用してみてくださいね。