火災保険とは、火災が起きた際に建物や家財を補償してくれる保険のことを言います。
しかし、加入対象者により補償内容が異なります。
今回は一棟アパートのオーナー向けの火災保険の特約と入居者が加入する火災保険の補償内容を解説します。
ぜひ、一棟マンションやアパートの投資を検討している方は、ぜひ一読ください。
一棟アパートのオーナーが加入すべき火災保険とは？
一棟アパートの投資をするにあたり、加入すべきかどうか悩む方もいるでしょう。
しかし、火災は、想定外におよぶ可能性があるため加入がおすすめと言えます。
一般的に入居者は火災保険に加入しますが、家財にたいしての補償となっているため、建物は含まれていません。
そのため、一棟アパートのオーナーで火災保険に加入し、建物修繕に備える費用があります。
また、支払う保険金額の相場は建物時価の80％がおすすめと言われています。
多くの保険会社は、一部の保険の比例てん補方式の分母に80％を乗じています。
一棟アパートオーナー向けの火災保険特約とは？
火災保険には、「類焼損害補償特約」「賃貸建物所有者賠償責任危険補償特約」「家賃補償特約」「家主費用特約」などがあります。
所有する一棟アパートの管理不足で入居者がけがをした場合や火災などにより家賃収入が得られなくなった場合の補償をしてくれる特約があります。
一棟アパートオーナーとしてトラブルや災害対策に火災保険に合わせて特約に加入すると良いでしょう。
契約内容により、全部保険でまかなえる場合と一部では、自己負担をしなければならない可能性があります。
一棟アパートの入居者が加入する火災保険とは？
入居者向けの火災保険には、「家財保険」と「借家人賠償責任保険」、「個人賠償責任保険」の3つあります。
家財保険は、火災が起きた場合に家具家電を補償する内容です。
借家人賠償責任保険は、借りている部屋で火災などを起こした場合、損害賠償を求められます。
その場合の支払いをまかなうことが可能な保険です。
個人賠償責任保険とは、けがをおわせてしまった場合に相手方に支払う賠償金や治療代のことを言います。
なかでも家財保険と借家人賠償責任保険は入居時の加入条件にすることが多いでしょう。
まとめ
一棟マンションのオーナーになる際、維持費や災害へのリスクを考え、火災保険に加入しておく必要があります。
また、入居者とオーナー向けでは補償内容が異なるため、注意しましょう。
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