不動産を購入するなら、耐震性や耐久性など、性能にも注目したいですよね。
単に住宅の性能が良いといっても具体的にどこがどう優れているのかプロでなければ判断が難しいですが、住宅の性能について客観的な立場から評価した結果を知ることができるのが住宅性能評価書です。
今回は不動産を購入する前に住宅性能評価書を確認しておくことでどんなメリットがあるのかご紹介していくので、不動産購入時の参考にしてみてください。
住宅性能評価書とは?不動産購入の目安にもなるその内容
住宅性能評価書というのは、国が定めた基準をもとに住宅を評価する「住宅性能表示制度」による評価の結果を記した書類です。
不動産を購入する時の判断材料として使うことができる住宅性能評価書では、全部で10分野について評価した結果を表示し、安全面や住宅の環境がどうなっているのかを知ることができます。
10分野の項目が用意されていますが、その中でも必須項目とされているのは4つです。
1つめは、地震や風、積雪などの自然に対する建物の強度を評価した構造の安定性や耐震性についての項目です。
2つめは建物の劣化を軽減するための対策がどれくらい取れているかの項目です。
耐久性が高いかどうかの確認もできるので、購入する不動産が安心して暮らせる構造なのかがわかります。
3つめは建物の維持管理や更新への配慮という項目で、建物の設備である給排水管やガス管の清掃や修繕のしやすさなどが記載されます。
長く住み続けられる設備が揃っているかを把握できるようになっています。
4つめは、建物の壁や窓が持つ断熱性能を表した温熱環境の項目です。
エネルギーの消費量性能も一緒に評価することができるので、快適な室内を作れる環境になっているかがわかります。
上記の4つは必須項目で、これにオプションとして追加項目を足すことができるようになっており、追加項目の数や建物の規模によって審査費用が多くかかってきます。
不動産購入のため住宅性能評価書を発行してもらうメリットは?
住宅性能評価書を取得するメリットは、不動産の品質がしっかりと評価されている書類が手に入ることで、専門家でなくても家の状態がわかりやすくなることです。
安全性や耐久性を購入前に知ることができるだけでなく、住宅ローンや地震保険を利用したい時にも優遇が受けられる場合もあります。
デメリットとしては、工事費用がかかる点です。
必須項目のほかに評価項目を増やせばその分かかる費用も増してきます。
予算のことも考慮しながら検討していく必要があるでしょう。
まとめ
不動産購入で知っておきたい住宅性能評価書の概要やメリット・デメリットについて解説しました。
コストはかかるものの、客観的な評価を知ることができたり、取得することで住宅ローンの金利が下がるケースもあったりと見逃せないメリットがあります。
これから不動産購入を検討しているならぜひ確認してみましょう。
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