住宅を建てる際には、住宅の工法によって、その建物の耐震性や間取りなどに大きな影響があります。
とくに日本では、古くから「在来工法」と呼ばれる工法が採用されており、一般的に新築住宅の建築にはこの工法が用いられることがほとんどです。
そこで今回は、住宅の建築を検討する方に向けて、在来工法の特徴や耐震性についてご紹介します。
不動産の一般的な工法「在来工法」その特徴と耐震性とは
在来工法とは、在来軸組工法、木造軸組工法などともよばれる、日本の伝統的な建築工法です。
農林水産省が平成27年におこなった「森林資源の循環利用に関する意識・意向調査」によると、新しく建てられた住宅のおよそ半数以上にこの在来工法が用いられています。
在来工法の大きな特徴の1つとして、柱と梁を組み合わせることで家の構造をつくる点が挙げられます。
これにより、大きな窓や間取りの変更が効きやすい自由度の高さをもったうえで、家全体の強度を高く保つことが可能です。
ただし、質の悪い業者による在来工法の建物は、柱と梁の接合部に問題が生じやすく、接合が甘いことにより老朽化による倒壊や耐震性能の低下などのリスクが高まってしまいます。
そのため、在来工法の住宅を建築する場合は、信頼のおける業者に依頼し、定期的なメンテナンスを依頼することをおすすめします。
不動産購入前に知っておきたい在来工法の耐震性と地震対策
在来工法は、おもに木造建築で使用される工法で、鉄筋コンクリートや鉄骨造りの建物と比較して耐震性は低くなります。
ただし地震対策として、2000年以降に建築基準法の改正がおこなわれ、土地の地盤調査や固定用の金具に関する規制、耐力壁などに関する内容が変更されています。
また、2018年にも建築基準法の一部が改正されており、防火構造などに関する内容も変更がなされました。
こうした度重なる法律の改正により、在来工法で建築された建物であっても、ほかの工法で建てられた建物と同様の耐震性をもつようになっています。
より徹底した地震対策をとりたい場合は、住宅建設にあたり、次のようなポイントを確認しておくとより安心です。
●地盤強度の確認
●耐震等級の確認
●信頼できる施工会社を選ぶ
まとめ
今回は、住宅の建築を検討する方に向けて、在来工法の特徴や耐震性についてご紹介しました。
在来工法はおもに木造建築に使われる伝統的な建築方法で、その耐震性に不安を抱く方も少なくありません。
ただし、今後新築住宅を建設する際に在来工法で建てた場合や、2000年以降の建築物であれば、耐震性に問題はないことがほとんどと言えます。
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