住居としている不動産を売却する際、次の物件が完成し入居するタイミングで売却できればベストですよね。
しかし売却時点で買い替え先の物件が未完成、ということも考えられます。
その場合はどうしたらいいでしょうか。
今回は不動産売却時に買い替え先が未完成の際の対処方法や注意点を紹介します。
不動産売却時に買い替え先が未完成のときの対処方法
買い替え先が未完成という場合、次のような方法で対処できます。
買い替え先が新築マンションの場合
新築マンションの場合は完成する前に売りに出され、購入してから入居までの期間が年単位、ということがよくあります。
こういった物件は、買い替え先のマンションの契約を結んでから、現在の住居の売却に着手するのがおすすめです。
入居までの期間が長い場合、現物件の売却の依頼先(仲介業者)を任意で選べるからです。
もし早めに売れてしまった場合も、仲介業者が仮住まいを紹介してくれることがあります。
買い替え先が中古物件の場合
新築マンションと異なり、中古物件は売買契約を結んでから入居までの期間が短い場合がほとんどです。
この場合は、現在の住居を早めに売りに出しておく必要があります。
万が一、新居への入居までに売れなかった場合は両方の物件の支払いをする「二重ローン」状態となります。
しかし年収が高くない限り、金融機関が二重ローンを認めることは稀です。
仮住まいが発生することを前提に、先に売却すること(売り先行)が一般的な流れです。
不動産売却時に買い替え先が未完成のときの注意点
「仮住まい」や「二重ローン」の発生についてお話ししましたが、回避する裏技的な方法があります。
「先行引き渡し」と「引き渡し猶予」という2つの方法になるのですが、注意点と合わせてご紹介していきます。
先行引き渡し
買い替え先の物件の引き渡しを先にしてもらう方法のことで、仮住まいを避けたい場合に有効です。
支払いは入居後に行います。
引き渡し猶予
現在住んでいる物件を売却し、買主から代金の支払いがあったあとでも、一定期間引き渡しをせずにすむ状態のことです。
買い替え先の引き渡しと支払いが完了するまで、旧居の買主に入居を待ってもらうことができるため、二重ローンや仮住まいを回避できます。
注意点
「先行引き渡し」、「引き渡し猶予」いずれも双方の合意がないと成立しません。
もし実施する場合は、期間や支払いについてなどの詳細を文面で取り交わす必要があります。
また期間は長くても約2週間で、それまでに旧居の売却や買い替え先の引き渡しを完了させなければなりません。
まとめ
買い替え先が未完成の場合でも、売買を成立させることは可能です。
全体を把握できる仲介業者がいないとスムーズにいかないため、実施する場合は慎重に行いましょう。
今回紹介した方法や注意点をぜひ参考にしてみてください。
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