不動産を購入する際は、気をつけておくべき注意点があります。
どんなことに注意すればよいのか、戸建てとマンションのケースでご紹介しましょう。
不動産購入の注意点と対策:戸建て住宅の場合
購入費用に含まれる項目や内容を確認する
住宅を購入する際は、購入費用に含まれる項目を契約前に確認しましょう。
入居するにあたって、別途工事費用やオプション費用などが発生することもあるので注意が必要です。
内覧時に不備や破損があれば補修を依頼する
引き渡し前の内覧では、瑕疵がないか確認しておく必要があります。
不備が見つかった場合は、すぐ補修を依頼しましょう。
引き渡し後に不備が見つかっても、生じたのが引渡し前だと証明するのは難しく、買主側の負担になります。
第三者検査を行う
物件に対して適正な検査をするために、第三者検査を依頼するのもおすすめです。
第三者検査とは、建物の品質を検査する方法で、強度や品質などを専門的見地から確認します。
その際費用はかかりますが、売り主とは利害関係のない検査業者に買主側から依頼しましょう。
関連会社による検査では、コスト削減のため品質管理や工事管理を適切に実施していないケースもあります。
完成前に購入金額の全額を支払わない
物件が完成する前に全額を支払ってしまうと、その後の対応がおろそかになるケースもあります。
完成した物件の内覧を行ない、瑕疵や不備がないことを確認したうえで支払いをしてください。
不動産購入の注意点と対策:マンションの場合
いい業者を選ぶ
新築マンションの場合、売主であるディベロッパーとの取引になりますが、中古マンションは仲介業者が窓口になります。
仲介業者は提供してくれる情報量とサービスの質で選びましょう。
物件には周辺の取引実態や相場の状況、近隣情報など、欲しい情報があります。
伝えてくれる情報の量や質を踏まえて、しっかり見極めましょう。
内覧を行う
マンションを購入する場合、なるべく多くの物件の内覧をおすすめします。
少なくとも5件は内覧し、構造や日当たりなどの特徴をつかみましょう。
また、実際に内覧するときは、「日当たり」「風通し」「床のきしみ」「生活動線」など、見るべきポイントのチェックリストを作っておくと便利です。
購入にかかる初期費用を把握しておく
マンション購入には物件価格だけでなく、別途初期費用が必要です。
初期費用とは、「頭金」と「諸費用」のことをいいます。
頭金とは、物件価格のうち購入時に現金で支払う分のことで、物件価格の1~2割程度の場合が多いようです。
また、諸費用とは「仲介手数料」「登記費用」「印紙税」「固定資産税」「都市計画税」などをいい、新築マンションでは物件価格の3~5%、中古マンションでは物件価格の6~8%程度になります。
市場価格を知る
物件の価格は土地の環境や市場の動きで変わっており、その物件が適正な価格なのかを判断するためには、市場価格を知っておく必要があります。
不動産会社に相談して確認するとよいでしょう。
災害リスクを考える
地震や洪水などの災害リスクについては常に意識しておく必要があります。
立地や間取りだけでなく、災害に対しても安心できる物件を選びたいもの。
各自治体が公開するハザードマップを確認しておきましょう。
物件の売買契約前の重要事項説明において、不動産会社から渡されるハザードマップで確認することも可能です。
資産価値を考える
購入時には考えていなくても、ライフスタイルや環境の変化によって、将来そのマンションを手放す可能性があり、資産価値は重要になります。
マンションの資産価値は不動産鑑定評価によって決まり、「立地エリア」「管理状態」は価値変動の大きな要素です。
人が多く住む地域にある物件は、周辺の商業も盛んで資産価値が下がりにくい傾向にあるのですが、今だけでなく、将来的にも世帯数が下がりにくいエリアを選ぶことをおすすめします。
また、物件の管理状態も問われるので、管理組合がしっかりしているかなども確認しておきましょう。
まとめ
住宅を購入する際の注意点について解説しました。
戸建て・マンションともいろいろなポイントがありますが、最も大切なのは住環境です。
周辺の「治安」「アクセス」「学校などの教育環境」「住人トラブル」などを事前に確認し、快適に過ごせる住環境を選ぶことこそ最良の家づくりにつながります。
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