不動産購入するときには、購入者と販売者、そして仲介した不動産会社が立ち会い売買契約を行います。
売買契約では、契約書を結びますが、契約書には署名して捺印し契約締結します。
契約するとき捺印のために使う印鑑は、何を使えばいいのでしょうか?
不動産購入の契約の売買契約書には原則実印を使う
不動産購入時には、契約の当事者が契約書に署名を行い捺印します。
捺印するときに使う印鑑は、通常は実印であり、認印は使用しません。
実印の意味と目的
住民票に記載の居住地の市町村で登録した印章が実印です。
印章ははんこを意味し、一人につき1つだけ登録できます。
登録には、登録に使うはんこ、身分証明書、登録費用が必要です。
実印は、市町村の役所で本人確認を行い登録した印鑑であり、市町村で発行する印鑑証明書と合わせると、高い本人証明能力を持ちます。
このために、不動産取引の契約書に使う印鑑は実印を使用し、不動産登記や公正証書作成時にも実印を用います。
実印がなくても契約はできる
不動産購入時の契契約書に使う印鑑は、実印以外を使っても契約でき、認印を使っても契約はできます。
契約の有効性を示すために、書類として契約書を残しておき、契約を行ったという意思を示すために署名して捺印します。
捺印するときに認印を使っても、契約の有効性は保たれます。
不動産の契約書に実印が求められる理由とは
契約書に押す印鑑は認印でも契約を交わせますが、多くの場合には実印が求められます。
実印を使う大きな理由は、取引の安全性を高めるためです。
契約の当事者が詐欺行為を行わないようにするために、そして売買での信憑性を高めるために、実印を使います。
実印を使い契約の当事者が本人であると証明するのです。
特に不動産は高額な契約となるので、騙されると被害が大きく、詐欺被害を防ぐために実印で本人確認します。
契約書に実印を押してもらい、契約の重要性を高くして、解約を防ぐ意味もあります。
もちろん、契約書に実印を押しても、何らかの理由があれば契約解除できます。
住宅ローン契約時には、売買契約書の原本を確認され、写しを提出します。
ローン契約では実印と印鑑証明書が必要であり、不動産の売買契約書にも実印が押されていることを確認して、売買契約者とローン申込み者が同一人物だと確認します。
まとめ
実印は市町村の役所で登録する印鑑であり、高い本人証明能力を持ちます。
重要な契約では捺印に実印を使い、不動産の売買契約でも契約書に実印を押します。
実印を押せば、契約者本人が契約しているという証明になるのです。
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