不動産を売却する方法にはいくつかあり、入札方式も不動産売却方法の一つです。
不動産を売却した際に、買主候補となっている人が買取を申し出て、最も高値をつけた人に不動産が売却されるのが入札方式です。
売主に対しての利益が多くなるような売却方法ですが、そのやり方の流れはどうなっているのか？注意することはあるのかなど、詳しい点を紹介していくので、不動産売却の際の参考にしてみてください。
不動産売却における入札方式とは？
入札方式をする際には、まずは仲介人となる不動産会社を選ぶ必要があります。
不動産会社と打ち合わせして、売り出し価格を設定するようになりますが、設定した時の売り出し価格を下回った入札しかなかった場合は、取引自体が成立しないことになるので、希望の金額より安く売ることにはなりません。
ですが、売り出し価格を相場よりも高い設定にしすぎると、入札したいという買主が見つからないまま時間が過ぎることになってしまうので、不動産会社とよく相談して価格設定を行いましょう。
価格の設定が行われた後は不動産会社が買主を募集していきますが、不正や詐欺を避けるために、一度だけでもいいので、買主候補とは顔を合わせた面談をしてみるのもおすすめです。
最終的には、売り出し価格以上の価格で、買主候補の中でも高い価格を提示していた人が売却されていた不動産を落札することになります。
不動産売却における入札方式の注意点は？
入札方式を行う際には、いくつかの注意点があります。
まず、仲介として選ぶ不動産会社ですが、入札方式は通常の不動産売却にはない独自のノウハウがあるため、入札方式を扱っている不動産会社を選択するのがおすすめです。
次に注意するのは、売り出し価格の設定時に、価格を高くしすぎるのもいけませんが、低くしすぎるのもいけないという点です。
価格が低すぎると、相場よりも低い価格で売却されてしまうので、不動産相場がどれくらいなのかを把握してから価格設定の相談をしておきましょう。
また、入札方式に不向きな不動産があるということも把握しておきましょう。
不動産の需要が低いと、買主候補が集まらず、そもそも入札方式ができないということもあるので、そうした時には通常の売買取引をするのがおすすめです。
要チェック｜売却査定ページ
まとめ
不動産売却の方法の一つとして使われている入札方式は、どんな不動産物件にも適した売却方法と言うわけではありません。
需要が低い不動産だと買い手がつかないこともあるため、マンションやアパートなどは入札方式に向いていないことがほとんどです。
入札方式に向いていて、不動産会社の方からも買い手がつくということを言われた場合は入札方式で不動産を売却してみるのもおすすめです。
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