東京メトロが、中期経営計画を発表しました。
2019年3月発表の計画は、東京メトロ2021と題して2019年から2021年までの3年を期間として、東京メトロの改善内容を盛り込みました。
この記事では、利用者に関わりの深い部分を中心に東京メトロプラン2021の内容をご紹介します。
東京メトロプラン2021における各駅の計画
東京メトロプラン2021の中期計画では、安心提供・持続的成長実現、東京の魅力活力共創の3つを柱とします。
2020年のオリンピックを見据えて、新たな計画を策定しました。
・銀座線と渋谷駅が併用
銀座線は全てをリニューアルし、渋谷駅で新ホームが誕生しました。
2019年にすでに工事は完了しており、恐竜の骨格標本のような独創的なデザインの駅になっています。
ホームドア率は100%です。
2021年度までには、浅草駅での折り返し線を整備する予定です。
・日比谷線の虎ノ門駅開業
虎ノ門ヒルズの暫定開業となっており、2020年のオリンピック前の開業を目指します。
開業にともない、新型車両13000系を導入します。
70090型も同時に走るようになり、この車両では有料席サービスが提供されます。
2022年にはホームドア率が100%になる予定です。
・有楽町線は5分間隔の運行
2019年には日中で5分間隔の運行となり、夜間時間帯のダイヤも増えます。
副都心線と有楽町線には、新型の17000系を導入します。
銀座一丁目駅は銀座線の乗換駅指定となり、飯田橋駅では出入口と改札機の増設が行われます。
・南北線は8両車両
南北線では、全列車で8両化され、現在の6車両から2車両増やしての8車両です。
2022年の相模鉄道との直通運行を見据えて計画が進行します。
さらには、早朝と朝のラッシュ時に列車を増発します。
・その他
半蔵門線では新型の18000系を2021年に導入します。
東京メトロプラン2021で導入計画の新型車両
東京メトロプラン2021で登場する新型車両は、13000系、2000系、17000系、18000系の4つです。
新型車両では、空調設備の高性能化、座席幅拡大、フリースペースの増設などを行います。
ホームドアは2025年に全線で設置完了予定となっており、非常停止ボタンと信号システムの連動も行い、2023年までに完了します。
駅の機能としては、全駅で個室トイレの洋式化が進められます。
バリアフリー化も行う予定であり、2021年までに全ての駅で1ルート分のエレベーターを設置する予定です。
大手町駅や有楽町駅では、定期券売り場などの跡地を使用して開発が行われます。
まとめ
東京メトロプラン2021では、メトロ線の各駅や各車両の大幅な改良や新型車両の導入が行われます。
3年間での投資金額は4,900億円となっており、他社の鉄道会社と比べて金額が大きいです。
巨額の投資を行うことによって、各駅は変化していき、新しいメトロの姿ができあがっていきます。
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