日本では住宅というと、新築が一番価値があり、年数が経過し築年数が古くなるほど価値が下がると言われています。
20年経てば建物の価値はゼロになり、土地の価格分しか価値はないとも言われます。
しかし、価値の下がりにくい新築にすれば、時間が経っても建物にも価値が生まれます。
価値の下がりにくい新築とは何かを解説します。
価値の落ちにくい新築
不動産の価値は土地と建物の2つです。
土地よりも建物の方が資産価値は落ちやすく、時間が経てばゼロになることもあります。
建物の資産価値が落ちやすいのは経年劣化が起きるからです。
土地は時間が経ってもほとんど劣化しませんが、建物は時間とともに劣化します。
劣化が酷いと住めない家となり、資産価値はなくなります。
<劣化しにくい家ほど価値が落ちにくい>
日本の家は、スクラップ&ビルド型が普通であり、古くなった家は壊して建て直します。
時間が経って建物が劣化すると壊すことを前提としているために、劣化した建物の価値は下がっていきます。
壊して建て直すとなれば、廃材が発生し環境に良くありません。
劣化にくい建物、つまりは劣化対策を施し、長く住めるような家にすれば価値が落ちにくいです。
・劣化対策
・耐震対策
・バリアフリー化
・省エネ化
・間取りの最適化
一例として上記のような対策を家に施すと長期的に住める家になります。
長く住み続けられる質の良い家は、長期優良住宅と言われます。
具体的には、地震対策で耐震設備を設置する、子どもや高齢者が生活するための間取りを備えておく、エネルギー消費量を減らし省エネ設備を備える、などの対策を行います。
間取りであれば、子どもが大きくなったときに子ども部屋を作れる、親が高齢になると車いすで移動できる広さがある、などのことです。
どんな建物で、劣化させないためには定期的なメンテナンスは必要であり、価値を下げにくくするにはメンテナンスは欠かせません。
立地が資産価値に関係する
賃貸物件では立地が良いと家賃が高くなるように、新築でも立地が良いと時間が経っても資産価値は下がりにくいです。
・人気のエリア
・交通の利便性が良い
・日当たりが良い
例えば、このような立地条件です。
わかりやすいのは駅から近い場所という立地でしょう。
郊外にあって利便性が悪い、災害リスクが高いなどの立地の物件は、価値が下がりやすいです。
立地の良い土地はマンションなどが建っていることが多く、良い立地ほどすぐ建物が建ちます。
まとめ
新築を建てれば、時間が経っても土地は劣化しませんが、建物はどんどん劣化します。
この劣化こそ、建物の価値を下げる要因です。
建物が劣化しにくく、将来にわたって長く住めるような家にすれば資産価値は落ちにくいです。
不動産の資産価値は、立地条件でも左右されます。
私たち株式会社オブライエンでは、不動産物件を豊富に取り揃えております。
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